エリートビジネスマンが仮想通貨へ

ウォール街のトレーダーの変化について ニューヨーク市マンハッタン島南端の通りの名前で米国経済(米国資本主義)の中心地であると共に、世界の金融・証券市場の中心地となっています。そこには、ニューヨーク証券取引所やニューヨーク連邦準備銀行があり、また世界の大手証券会社や大手銀行、大手法律事務所などが集中しており、その動向は全世界のマーケット(世界経済)に常に大きな影響を及ぼしています。ということはそこで働いている金融マンはとてつもないエリートになるわけです。 仮想通貨の登場はウォール街のエリートにも変化を及ぼすほどになっています。 仮想通貨とそれを支える技術が金融システムのあり方を変えるものなのかどうかはまだ予想できない部分もありますが、ウォール街の優秀な若者の進む道を変える力があることは確かにあります。 エードリアン・シンリ・チャン氏という方はドイツ銀行のニューヨークオフィスで順調に出世の階段を上っていましたが、ある時、仮想通貨ビットコインに出会いました。自分の時間を使ってビットコインを取引し十分な利益を蓄えた彼は今年3月、ドイツ銀行を辞めたそうです。同月にディレクターに昇進していたほど優秀な方だったと、事情に詳しい関係者は言っているそうです。ゴールドマン・サックス・グループでは、ジョナサン・チーズマン、ジャスティン・サスロー両氏を含む少なくとも3人のフロントオフィス従業員が今年、個人としての仮想通貨取引で利を上げた後、退社しました。事情に詳しい関係者が匿名を条件に明らかにしています。ブラックロックのロンドンオフィスで働いていた アシム・アーマド氏もイーサリアムに投資して貯金を増やし同社を離れました。 アーマド氏は「ブラックロックでこれ以上働くことに意味がなくなっていた」と振り返り 「私のポートフォリオの1日のボラティリティーは私の年俸よりも高かった。投資に何回か成功すれば、年俸と同じ額を稼ぎ、さらにボーナスも稼げた」と言っています。ブラックロックとドイツ銀行、ゴールドマンの担当者は、従業員の投資や退社についてコメントを控えていますが相当なショックが伺えますね。ウォール街の金融機関が、仮想通貨は利益の源か、それとも法的リスクの塊かを議論している間に、一部の従業員は個人的に仮想通貨に投資し、優良企業での将来有望な職を惜しげもなく捨てるほど金持ちになっています。毎月もらえる給料というセーフティーネットを捨てられるほどの資金を蓄えた金融のプロたちはまだ少数ですが、その数は増えつつあります。誕生した仮想通貨富豪の中には、その基盤であるブロックチェーン技術の心酔者となり、金持ちらしい暮らしを楽しむ代わりに関連事業に身を転じる人も多いそうです。アーマド氏は、ブロックチェーン関連のベンチャーで社会や環境に好影響を与えるような企業に投資するファンドを支援していると言っています。事情に詳しい関係者によると、チャン氏は仮想資産の取引プラットフォームの事業に携わっています。 ウォール街の各社はブロックチェーン技術の価値を認めているものの、仮想通貨についての見方は社内で分かれています。管理職クラスと若手の間で意見が割れることが多いと、元ブラックロックの債券専門家で仮想通貨ヘッジファンド、 プライム・ファクター・キャピタルの共同創業者のアダム・グリムズリー氏は感じているそうです。「シニアマネジャーはとても懐疑的、新卒者や若手のチームは非常に前向き」だということです。こうした相違の結果、若手が離れていくことになっています。 将来の金融業界を牽引していく優秀な若者が、実際に仮想通貨に続々と参入していく現状は確かなので、仮想通貨が金融業界の主役になる未来も期待できるのではないのでしょうか。 ]]>

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